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ローン返済&新型感染症で離婚寸前に!まさか自分たちがこんなケンカするとは…

不動産重要書類
投稿者宇佐見 高弘
所在地大阪府大阪市淀川区
自宅の種類戸建(一軒家)
目次

住宅ローンを組んだ当時の状況

【家族構成】
夫(会社員:年収300万円)28歳、妻(会社員:年収290万円)29歳
世帯年収590万円(手取り約500万円)
【住宅購入時の契約内容】
3,790万円の戸建て(新築3LDK、110㎡)
内訳:土地1760万円/建物1,720万円/諸経費310万円
自己資金370万円(頭金370万円)
フラット35S(変動金利)
借入金額3,420万円
金利0.875%(変動)、期間35年
年間返済額112.8万円(月9.4万円)
年間維持費(税金)13万円

建築工程

住宅ローン契約から現在までの返済状況(資金計画)

2010年に結婚し、賃貸マンション(家賃14万円駐車場含)で生活する。当時の私としては高家賃であったが、勤務する会社の家賃補助制度(40%会社負担)があり、何不自由なく新婚生活をスタートした。

2011年、私が勤務する会社の業績悪化により、来年には家賃補助制度が無くなる事が決定した。

妻と相談し、将来的には子どもを授かる可能性もある。
賃貸ではなく戸建てもしくはマンションを購入する事を決めた。

半年かけて、10件の内覧を行う。偶然見つけた折り込みチラシを見てオープンハウスを見に行く。

月9.4万円返済であれば、現在の家賃(14万円)よりも随分安くなる。2011年12月、3,790万円の新築戸建てを購入。

ネット回線が通らない・テレビが見れない・隣宅との境が無い・駐車場のコンクリートが固まっていないなど多々問題はあったが、全てクリアし、返済を継続。

2020年1月、退職しフリーライターになる。その2カ月後にコロナ禍。固定給25万円が無くなった為、9.4万円のローン返済が苦しくなる。出費の見直しを徹底し、返済継続。

2020年5月、私の貯金も底をつき、妻の月給(約20万円)で生活。ローン返済のやり取りにより、妻と喧嘩。この時期、我々夫婦はコロナ離婚の危機にあった。

2020年8月仕事も軌道に乗り始める。コロナ離婚の危機も乗り越え、現在、ローン返済そして夫婦生活も継続している。

2016年から飼い始めた猫2匹のために、現在は猫用リフォームを検討している。

住宅購入で湯水のごとく溶けるお金。離婚寸前までいったが…今、私は幸せです!

2021年4月、再びあの時期が来た。
固定資産税の振込用紙が自宅に届いた。納付金額124,200円。

固定資産税納付書

去年より2万円ほど高い。調べてみると3年に一回、評価替えというのがあり、金額が変わるそうだ。そして5月上旬には、自動車税(約35,000円)そして私の場合は車検も同時期に行わなければならない。
スバルのレヴォーグが愛車。安い費用で車検を通す事も可能だが、やはり心配だ。結局、ディーラーに頼んで20万円ほどの出費となる。
毎月の住宅ローン94,000円を合わせると1か月で44万円が紙吹雪の様に飛んでいく。

今思えば、自動車購入のタイミングを間違えたなと思う。
自動車を購入するタイミングは夏冬の方が良かったなと。
ボーナス時期でもあるし、何より税金支払いと重ならない時期にすべきだったと思う。
2016年3月はスバルも決算期で担当者も必死だった。夜8時頃に自宅に来て、頼みに来る。
もちろんレガシィアウトバックが気に入った事が大前提だが、多少なりとも担当者に情が移ったのは確かだ。その後、4月にレヴォーグを購入した。
全て最終的には払わないといけないお金ではあるが、やはり一気に来るとしんどい。毎年この時期は外食を控え、質素な生活を送っている。

家を買うと固定資産税を払う義務が発生するのは正直しんどいが、住宅ローンを返済する気持ちは家賃支払いとは少し違う。
まず自分の所持品という点。将来的には財産にもなる。
そして建物・土地を手に入れたという優越感がある。
これは賃貸住宅では得られない。

住み始めた頃にテレビが映らなかった事や駐車場のコンクリートが固まっていない事。隣の家との境が無く、行き交い放題。約1か月後には全て解消されたが、当時は不動産会社の担当者にとても腹が立った。

また建築図面では分からない想定外の事が実際に住むと起きる。
1階リビングの日当たりが悪く、天気が悪い日は日中でも真っ暗だ。
そして冬は寒い。その時は「何でやねん!」となるが、都度問題を克服し、快適な家環境へと変わっていく。そのうちに愛着が湧く。
30坪・3LDKのごく普通の間取りではあるが、現在は家にいる時間がとても好きだ。

家を買う事はもちろん初めてだったので、なにぶん勝手が分からない。
とにかく判を押す書類が多く、説明を聞くが、正直よく分からない書類に判を押しまくっていた。
自動で押してくれるロボットが欲しいくらいだ。
日本の印鑑文化。一見、厳重なセキュリティに感じるが、印鑑さえあれば誰でも契約出来る仕組みだ。そんな危うさも感じたのを覚えている。
住宅ローンの契約時には、三井住友銀行新大阪支店の特別室みたいな所に通される。そこには不動産会社、銀行職員、司法書士など総勢10人ほどに囲まれて契約書に印鑑を押さなければならない。当時まだ20代の私はチェックシャツにジーパンという超絶普段着で行った為、とても恥ずかしかった記憶がある。
「こんな若造が家を買うんか」みたいに思われているのではないかという変な猜疑心を抱いてしまった。
今思うともっと堂々とすべきだったが、当時は完全に場の空気に飲まれていた為、捺印箇所を間違えるという凡ミスを行うのだった。

さらに家のレイアウトや設備等を考えていると、金銭感覚が狂ってくる。
3,000万円以上の大きな買い物となると1万や10万ぐらいがとても安く感じてしまう。
追加工事40万・クロス10万・カーテンレール30万円。
「安いですね、お願いしますー」よく考えてみたら大金だ。
後々響いてくる細かい費用は必要かどうかしっかりと確認し、見積金額をきちんと見定める事が大事だ。
時には「これは高すぎる。もっと安いのでお願いします」と言うべき事はしっかりと業者に伝える必要がある。

住宅ローンを組む際の資金計画を立てる上でとても助かるのが、住宅ローン控除だ。私達夫婦の場合、収入がお互い同じぐらいだったのと、それぞれで控除を受けた方が良いと不動産会社からのアドバイスもあり、共有名義とした。
ローン残高3,420万円を各半分の1,710万円にし、それぞれ住宅ローン控除を受けれるようにした。

ローン融資額計算書
土地建物売買契約書

所得税と住民税が減税され、12月給与でそれぞれ約5万円ほど返ってくるので、とても助かっている。ただこの控除も35年間続く訳では無い。期間は10年。現在は13年に延長しているそうだが、私は丁度今年が住宅ローン控除を受けられる最後の年となる。
住宅ローン控除により返ってくるお金をそのまま翌年の固定資産税に回せたので、とても助かっていた。来年から控除を受けられなくなるのは、家計にとって痛手だが、今まで受けられたことに感謝している。住宅ローン控除も資金計画にしっかりと盛り込む事はとても重要となる。

自分の家を持つ事。多くの若い夫婦が考える事だろう。私達夫婦も家を建て、この地で一生暮らしていくのだろうと考えていた。しかし、10年という日々の中で、様々な事が起こる。私達夫婦は昨年離婚の危機にあった。むしろ離婚する事は決定していた。住宅ローンの支払いで口喧嘩した事がきっかけだ。そして今までの鬱憤を言い合った。別居そして離婚へと動き出した。

その時にとても邪魔というかネックになるのが、家だ。離婚後、どちらがこの家に住むのか、ローン支払い、名義問題、めちゃくちゃ面倒くさい。話し合い、私が家を出ていく事になり、話はまとまった。
結果から先に言うと、2021年4月現在、私達夫婦は離婚せず、一緒に暮らしている。理由はシンプル。「居心地が良いから」
この言葉が指すのは夫婦関係という事にしておく。加えて住んでいる家の居心地も良い。紆余曲折あるが、結果的に妻と一緒にこの家で暮らしていきたいと本気で思ったのだ。
その後、時々喧嘩もするが、仲良くやっている。持ち家は夫婦関係を壊す斧にもなるが、修復する接着剤にもなる事を実感した。

住宅ローン返済10年目を迎えた今年。住宅ローン控除も今年で最後。全てを自らが稼いだお金で返済していく日々が来年から始まる。
現時点でのローン残高約2,300万円。残り25年。ローンを返済する時、私は63歳となっている。恐らく歴史に刻まれるであろうコロナ禍により、今後私の仕事もどうなるか分からないが、今まで通り住宅ローンの請求は止まらない。
出来る限りこのまま25年安定して返済できる日々が続けば良いと願う。

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